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第15回日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会を主催させていただくにあたって







第15回日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会  
会長 豊根 知明  
(帝京大学ちば総合医療センター 整形外科教授)
 
 
 
   今回、11月23日24日の2日間、第15回日本内視鏡低侵襲脊椎外科学会を主催させていただくことになりました。これまで本学会の発展に寄与され、また今回このような機会を与えてくださいました諸先生方に心から感謝申し上げます。
   Primum nil nocere' (侵襲を最小限にする) という考えはHippocrates の時代より外科分野での永遠のテーマであったそうです(学会創立の経緯、出沢先生執筆より)。私自身は1990年からの3年間、当時注目されていた椎間板内酵素注入およびレーザー照射に関する動物実験を千葉大学で行っておりました。その後1999年からMEDを開始、第3回の本学会でその結果を、さらに昨年の本学会では10年成績を報告させていただきました。
   当初はMEDが大半を占めていた本学会の演題も、ここ数年はMEDのテクニックを用いたさまざまな除圧術に加え、PELD、またMISによる固定術が増えてきており、本学会の名称通り巾広く内視鏡低侵襲脊椎外科をカバーするようになってきています。今回の学会では、ビデオ演題を中心としたプレゼンテーションにより最新の手術手技を共有し、共に発展させてゆきたいとの願いのもと、そのテーマを“最新の手術手技の共有と発展”とさせていただきました。
   脊椎外科の手術手技は日々進歩しています。症例数の多い長期成績にはエビデンスがあり、そこから学ぶことも多いのですが、すでに同じ手技が行われていないこともあります。今回は, ふだん学会では報告しづらいような、ちょっとした手技の工夫の発表も大歓迎です。我こそは、というみなさまのアイデアやテクニックを、ビデオで見せていただけますと幸いです。そのようにして最新の手術手技を共有し、互いに切磋琢磨してゆくことで、脊椎外科の更なる発展につながっていくことは間違いありません。是非皆さんで手術手技を極めてゆきたいと願っております。
   Primum nil nocere' (侵襲を最小限にする)という理念は、すべての外科医が常に心がけていることです。是非、多くの先生方にご参加・ご発表いただき、実り多き学会にしたいと思っております。皆様のお力添えをどうぞよろしくお願い申し上げます。